はじめにに書きましたが、この技報はNewSRモータの設計者教育として始めました。
研究、開発とはどの様に行われるのかを紹介するため、模擬開発を行います。
開発テーマは「単相誘導モータの新始動方式の開発」にします。
商品化されている方式に追加してインバータ始動式を開発します。
単相誘導モーターの原理 の中で
「直流モータと同等の始動トルクが得られると予想しています。」としましたが、「現行以上の始動トルクが現行より小さい始動電流で得られると予想しています。」に修正します。
単相誘導モーターの原理を見直すことにより、制御方法を明確にできた結果を基に、新方式の始動方式が出来る可能性に気付いた段階です。
双方向回転、コンデンサ常時接続モータ(推定出力50W)を使用して、検討、設計、試作を進めていきます。
このモータの始動コンデンサは15μFで単価は100-200円と推定します。
特殊インバータ回路は1000円は必要と思いますが、当面コストは考えない事とします。
一般に、 開発テーマ、目標は、情報、経験、方向カンで決めます。
開発は設計と異なり、手順はなく、自ら考え、PCDAをまわす必要があります。
開発の場合、失敗は想定はしていませんが、目標が高ければ、現実にはよくあることです。
一ヶ月程度で中間結論を出したいと考えています。
おことわり
インバータ始動式がすでに開発されて、使用されている可能性はゼロではありませんが、調査はしていません。
使用される場合は権利関係の調査が必要です。