haratkhr技報

SRモータ技術研究所

高電圧用の駆動主回路

+VBUSが100V以上の高電圧用の駆動主回路の一般例を示します。

ハイサイドドライバーを使うことにより、制御回路をGROUND側に置きます。

出力電流の検出は間接ですが、Senser RでQ2オン電流を検出します。

制御用電源は、+VBUSよりIPDを使用したチョッパー回路でGROUND側の+15Vを構成します。(回路図は省略)

ハイサイドの制御電源は、D3、C1のチャージポンプで得ています。

Q1、Q2はFETまたはIGBTになります。

 

オン、オフ信号

  HIN:Q1 Hでオン、Lでオフ

  LIN:Q2 Hでオン、Lでオフ

 

基本動作は

  Q1、Q2をオンして励磁

  Q1をPWM制御、Q1オフ時D1を介して電流を流し励磁電流を制御

  Q1、Q2オフしてD1,Dを介して回生

になります。

Q2をPWM制御すると回生電流を制御できます。

 

f:id:haratkhr:20170124125331j:plain3相のRSモータには、3組の駆動主回路がひつようです。

 

 このBlogで紹介する回路は机上設計ではなく、省略部分がありますが、実機動作確認しています。