haratkhr技報

SRモータ技術研究所

多数の海外文献と再確認

「switched reluctance motor control」で検索すると、多数の海外SRモータ関連文献見つかりました。

SRモータに取り組んで約4年になり、検索も行っていましたが、こんな状況になっているのを、気付かずにいました。

 

SRモータについて文献、試作、試験等を通して得た知識を基に、考え方をまとめてきました。

 現実に試作SRモータを回しているのですが、出力、効率はベストでなく、何かが抜けているかもしれないと感じています。

これまで、日本の文献を中心に調査してきましたが、今後、海外の文献に目を通していきたいと思います。

少し読んでみましたが、等価回路、回路動作、制御の考え方に間違いはないようです。

励磁曲線は微妙ですが、間違いはなかったと思います。この技報では飽和がない領域のみを利用するとしましたが、海外の文献は飽和後は漏洩磁束を加えた磁束になっています、すなわち非正対時の励磁曲線と平行の直線になっています。

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 もう一度考えを再確認しました。結論として以下のようになりました。

 

飽和領域では励磁曲線は平行です、励磁曲線の傾きはL値であり、平行であれば、このなかを変移してもL値の変化がないため力は発生せず、励磁エネルギーが変化するのみです。

励磁曲線内の変移によるループの面積は、励磁エネルギーの変化と一致するが、機械エネルギーの変化に一致しない。

飽和領域を利用してもトルクは発生せず、無駄な励磁電流の損失が発生するのみである。

 

よく吟味をして、基本的なヌケ、錯誤が無い様にしたいと思っています。

 又、文献内に実用化が進んでいるとの記述もあります。