haratkhr技報

SRモータ技術研究所

New SRモータの類似性

New SRモータは交流駆動のため、同期モータ  と SynRモータ  ユニバーサルモータ に類似しています。

 

同期モータとNew SRモータは、

回転子を回転させると、交流発電機になり、

モータとしての駆動には位置検出と交流インバータが必要です。

 

同期モータとSynRモータとNew SRモータは、

停止中のモータに商用周波数の交流電圧を加えても始動しませんが、

起動装置で一定回転数に到達した後は、商用周波数に同期して回転します。

 

SynRモータとNew SRモータは、

回転子に突極性を持たせ、リラクタンストルクを利用したモータです。

  

電磁石で励磁するNew SRモータは、ユニバーサルモータの構成と類似し、効率はユニバーサルモータと同等以上と推定しています。

電磁石で励磁するユニバーサルモータはブラシレスにできませんが、電磁石で励磁するNew SRモータはブラシレスです。

  

電磁石で励磁するNew SRモータ(ADSRモータ)の例

f:id:haratkhr:20171203101032j:plain

 駆動回路例

f:id:haratkhr:20171203111532j:plain

 SRモータは、励磁エネルギーの蓄積、回生の動作の過程でトルクを発生させていますが、New SRモータは、励磁エネルギーの蓄積、回生はなく、DCモータと類似のしくみでトルクを発生させています。

 

SRモータは選択された巻線のみに電流が流れますが、New SRモータは全巻線に電流が流れているため利用率が高く、巻線断面積を2倍にでき、力率≒1のため電流値が1/2になり、銅損はSRモータの1/4以下になります。