電車用の電動機は、今は交流電動機がほとんどですが、少し前まで直流電動機が使われていました。
新幹線0系は4極の直流直巻電動機(185KW)が30年間使用されました。
電動機は台車に組み込むため小型化されています。
4極の直流機なので、4極の主極コイル、4極の補助コイルがあり、整流子の数は200以上です。
補助コイルは電機子と直列に接続され、電機子電流による磁束を打ち消し電機子反作用を軽減しています。
ブラシ/ブラシホルダは、+極-極各2ケ、計4ケあり、電機子電流の並列回路数は4で高トルクです。
整流子のスペースが必要なため寸法で不利な点と、メンテナンスの問題がありますが、力率が高く特性は交流電動機より優れていると思います。
NewSPMモータ は直流電動機を基本に、永久磁石の使用で効率、ブラシレス化によりメンテナンス性を改善し高効率、小型軽量になっています。
多極化したNewSPMモータはドローン、小型飛行機用に最適と考えています。