haratkhr技報

SRモータ技術研究所

ムービングコイル

ムービングコイルは、スピーカー、イヤホン、マイク、ピックアップなどに用いられています。

 

スピーカーの例

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イヤホンの例(入力インピーダンス : 32Ω )

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円筒形のムービングコイルは磁界中の導線に電流を流し力を発生させています。

発生する力はフレミングの左手の法則の通りです。

 

 定格インピーダンス 8Ω のスピーカーの巻線抵抗は約8Ωです。

ムービングコイルの電流は印加電圧と抵抗値で決まる為、力は印加電圧に比例します。

エネルギー効率は悪く、供給された電力の大部分はコイルの抵抗で消費されます。

 

一般に、効率を上げるには、巻線を施した可動鉄心を使用します。

但し、巻線を施した可動鉄心を使用すると、周波数特性が悪くなり、スピーカーとして使用出来ないと思います。

 

巻線を施した可動鉄心は、振動アクチェータとして使用されています。