2極DCモータと2突極SRモータの鎖交磁束を比較します。
DCモータの電機子を回転させると、1ー>2ー>3ー>4ー>5ー>6ー>7ー>8 と移行し、巻線に鎖交する磁束は交番します。
SRモータの巻線電流を流した状態で、突極ローターを回転させると、1ー>2ー>3ー>4 と移行し、巻線に鎖交する磁束は増減します。
( 磁束が鉄心のみで漏洩磁束が無いと仮定したモデルです。)
時期3 で、 SRモータの巻線電流を磁束がDCモータと同等になる値に設定して、突極ロータを回転させると、
巻線に鎖交する磁束の変化量(dΦ/dθ)は、DCモータとSRモータは同一です。
時期3 での dΦ/dt、巻数、巻線電流、トルク、回転数 の関係は以下の通りです。
電気入力 = 巻数 x dΦ/dt x 巻線電流
2π x トルク x r/s = 電気入力(DCモータ)
2π x トルク x r/s = 電気入力 x 力率(SRモータ )
SRモータ の力率は最大50% で、漏洩磁束が多いと力率は低下します。
SRモータの動作は、SRモータはエネルギ-蓄積機器 を参照して下さい。