OHC 4ストロークエンジンの試運転と構造調査をしました。
刈払機用のエンジンを使用した、1.3馬力 空冷式船外機を購入しました。
初期性能の確認ため、時間をかけて試運転しました。
外国製エンジンは国内製とほぼ同一の構造ですが、デコンプ機構は見ありません。
国内製エンジンは、世界初の 4ストロークハンドヘルドエンジンで、始動グリップの引き抵抗が軽く、高性能です。
(詳細: https://www.honda.co.jp/engines/M4/GX25/)
試運転結果
10分-60回(累計10時間)運転後、故障し始動不可になりました。
故障原因
4サイクルOHC (オーバーヘッドカム)エンジンはシリンダーヘッドに設置されている吸排気バルブをカムで開閉しています。
カムを駆動しているタイミングベルトのコードが切れ、バルブタイミングがズレていました。
国内製の刈払機を500時間以上使用していますがタイミングベルトの問題はでていません。
構造をほぼ同一にするのは簡単ですが、性能を同一にするのは容易でないと思います。
モータの構造はシンプルなので市販モータを改造して NewSPMモータ を試作するのは比較的容易です。
精度を上げないとスムーズな高速回転は得られませんが、トルクは巻線と磁路の設計で決まります。