DC整流子モータの電機子巻線法を紹介します。
電機子巻線の概要
コイルの巻回数は何回でも巻線方法は同一のため、巻線図ではコイル辺を1本の導体と考え電流方向を +、・ で表します。
コイルは全て直列接続され、ループになっています。
コイルの接続点に整流子片が接続されています。
ブラシよりの電流は、選択された整流子片で2分割されて、全コイルに電流が流れます。
一般に、1溝に2つのコイルをおさめる二層巻きが採用されています。
巻線法
3スロットの小型DCモータは集中巻です。
多スロットのDCモータは重巻です。
(波巻は オルタネータの界磁巻線に使用されています。)
重巻巻線機例(ダブルフライヤー巻線機)
重巻巻線で溝数が偶数の場合、2つのコイルを同時に巻きます。
(動画例: https://www.youtube.com/watch?v=TP6EnjneOH4)
波巻巻線機例(オルタネーター巻線機)
円形に巻き取り後、成形した数組のコイルを、治具を使いスロットに挿入しています。
NewSPMモータ を作成するには、電機子の巻替えが必要なため、巻線法を調べています。