電機子の重巻巻線法を紹介します。
重巻の巻線順番は、 電機子巻線法 の通り分かり易いですが、コイルと整流子との接続は、分かり難いと思います。
電機子のコイルと整流子片との接続方法を調べて、重巻巻線法 の接続図を考えました。
概要
◎整流子片の角度は 360℃/スロット数 です。
◎整流子片の位置は
A位置:スロットの位置
B位置:鉄心の位置
の二通りがあります。
コイルがスロットを飛越す数が0の場合はA位置
コイルがスロットを飛越す数が偶数の場合はA位置
コイルがスロットを飛越す数が奇数の場合はB位置
◎最初のコイルは start から巻き始めて end で終わります。
◎2番目のコイルは end から巻き始めて次の整流子片で終わります。
巻線例
巻線法は上記に限らず、巻方向が逆、整流子が180℃転相 等があります。
AC100V/640WのモータをDC20Vに巻替えて巻線法を確認しています。
DC20Vの場合、電流が大きくなり、カーボンブラシの抵抗で電圧降下が大きくなるため、出力が低下します。
(出力を出すには、ブラシの材質変更が必要です。)
この電機子を2極より4極に巻替え、高トルクの NewSPMモータ を検討しています。