DC-ACインバータに使用されているDC-DCコンバータを調べました。
スイッチング電源と異なり、電圧制御がないプッシュプルコンバータが使用されてます。
スイッチを50%Dutyでオンオフし、トランスの巻数比で出力電圧が決まります。
電流制限用のチョークコイルがなく、小型 高効率です。
仕様
入力電圧:DC12V (11-15V)
出力電圧:DC200V(183-250V)
出力電力:トランスの巻線抵抗、スイッチのオン抵抗で制限されます。
内部構造
回路構成
出力電圧(DC-ACインバータ)/ID波形(DC-DCコンバータ)
ID波形より動作が分かります。(電流は電圧差と内部抵抗で決まります。)
シミュレーション
出力電圧は電源電圧に比例します。
平滑コンデンサ(10μF)が充電されるまでの間は、大電流が流れるため電流制限対策が必要です。