家庭用蓄電池を調べました。
太陽光発電の卒FIT後、日中に発電した電気の余った分を貯めて、発電をしていない時間帯に使う蓄電池の導入が始まっています。
家庭用蓄電池 外観
停電時に電気が使える メリットもありますが、蓄電池価格、施工費、蓄電池の劣化の課題があります。
太陽光発電が普及しましたが、FIT無では全く採算がとれなく、蓄電池の採算も大幅なコスト低減が必要です。
電池の種類
現在市場に流通している家庭用蓄電池の主流はリチウムイオン電池です。
種類 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
リチウムイオン電池 |
小型、軽量で高容量でメモリー効果がない。 寿命が6~10年とやや長い。 過充電や過放電に弱いために電圧管理が必要。 低温での動作が不安定。 |
100 |
Ni/MH電池 |
過充電・過放電に強く、高出力放電が可能である。 寿命が5年~7年と短い。 自己放電が大きい。 環境への影響が少なく、安全性が高い。 |
50 |
Two Container Ni/H2電池 |
過充電・過放電に強く、高出力放電が可能である。 寿命が10年以上と長い。 自己放電が小さい。 環境への影響が少なく、安全性が高い。 |
? |
鉛蓄電池 |
長寿命で安価。 稼働する温度範囲が広い。 大きく重たくエネルギー効率が低い。 |
25 |
NAS蓄電池 |
大容量化で長寿命である。 ナトリウムや硫黄など融解電解液の管理が必要。 |
20
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蓄電池の価格
家庭用蓄電池の価格はおおよそ100~220万円程度です。
価格差の理由は色々ありますが、大きいのは蓄電容量です。
一般に、4kWh程度の蓄電池であれば130万円程度ですが、10kWhを超えると200万円以上です。
13.5kWhで99万円の発表もあります。
エコキュートは、発売初期は高価でしたが、20万円以下になり広く普及しています。
家庭用蓄電池も約20万円程度になれば採算がとれ、広く普及すると予想されますが、リチウムイオン電池では困難なため新型二次電池 が必要です。