haratkhr技報

SRモータ技術研究所

自己放電

Ni/MH電池の自己放電を調べました。

 

電池に蓄えられている電気量は時間の経過と共に徐々に減少します。

一ヶ月あたりの自己放電率は、鉛蓄電池は1.5%、Ni/MH電池は10~30%、リチウムイオン二次電池は1~10%、NAS電池は0%とされています。

 

Ni/MH電池は自己放電が最も多い電池でしたが、改良により一ヶ月あたりの自己放電率は1%以下で、数ヶ月単位で放置しておいても普通に使える充電池となっています。

電池容量の残存率は1年間後で90%、3年後で80%、そして5年後でも70%です。

 

要因 1

f:id:haratkhr:20200507201106j:plain

 

要因 2

f:id:haratkhr:20200507201135j:plain

 自己放電の要因の半分は負極の水素吸蔵合金が関係しています。

水素吸蔵合金を使用しないNi/H2電池は、Ni/MH電池と同等以上の自己放電特性です。

 

 電力貯蔵電池には、ナトリウム硫黄電池、レドックスフロー電池、鉛電池、リチウムイオン電池が使用されていますが、Two Container Ni/H2電池も使用できると考えています。