haratkhr技報

SRモータ技術研究所

マイクロパワーコンディショナー

太陽光パネル内蔵用のマイクロパワーコンディショナーを紹介します。

 

マイクロパワーコンディショナーは、両波定電流逆変換回路と非絶縁の定電流昇圧コンバーターで構成しています。

太陽光パネルにマイクロ パワーコンディショナーを内蔵すると、太陽光パネルの出力は交流となり、そのまま電力系統に接続できます。

一般家庭用として検討していますが、大規模太陽光発電所にも導入できると考えています。

 

基本回路

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回路動作はノーマル、シンプルで実機確認が完了しています。

定電流昇圧コンバーターは、PFC制御IC 又は カレントモードPWM制御ICで駆動しています。

 

動作波形例 

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パワーコンディショナー内蔵 太陽光パネル仕様

 定格出力:AC100V/2A(AC200V/1A) 200W

 待機時消費電力:0.1W  自動起動/停止

  

 太陽光パネル例 

 定格出力:220W 出力動作電圧:37V 出力動作電流:6A 解放電圧:45V

 

マイクロパワーコンディショナーのコスト(約20米セント/W)は、既存のパワーコンディショナーと同等です。

大規模太陽光発電所の場合、設置工事を含めるとマイクロパワーコンディショナが有利になると推定しています。

 

制御回路の詳細は非公開にしていますが、要望があれば開示します。