スマートEVに使用する低電圧電池を調べました。
スマートEVは毎日 0-100% 充電を行うため Cycle Life が重要です。
10年間の使用には4000 Cycle以上の寿命が必要です。
(365回充電/年 X 10年 =3650回)
現在、この寿命を満足できるのはリン酸鉄リチウムイオン電池のみです。
リン酸鉄リチウムイオン電池は安全性が高いため、大容量セルで構成されています。
◎鉛電池 VS リン酸鉄リチウムイオン電池
参考:
◎EVの電池 例
軽EVサクラ(リチウムイオン電池 350V 20KWh)
1充電の走行距離:180Km
リチウムイオンバッテリー容量保証:8年160000km
充電サイクル数計算:890サイクル(160000Km / 180Km/サイクル)
◎プラグインハイブリッド車 例
駆動用バッテリーリ:チウムイオン電池 300V 13.8KWh
駆動用バッテリー容量保証:8年16万km
WLTCモードEV走行換算距離:57.3Km
EV走行のみの運転と仮定した場合の試算
EV走行距離:5万km(57.3Km X 890Cycle)
注:EV走行のみの運転の場合 約2.5年5万km で Cycle Life に達する計算になります。
◎携帯電話のバッテリー
携帯電話に使われているリチウムイオン電池の標準的なメーカー保証サイクルは、電池切れから満充電までを1サイクルとして約500サイクルと想定されています。
毎日空から満充電するとすれば、2年に満たない計算になりますが、途中からの満充電では約1000サイクルまで使用できると思います。