eスポーツバイクの携行充電器として、出力V-I垂下特性によるLi-ion電池充電器を作成しました。
Li-ion電池充電器 の回路を参考に、安定性を重点にしました。
充電時の電池両端電圧は 電池電圧 + (電流x内部抵抗) となります。
充電終止電圧に近づくと、充電電流を小さくし時間を掛けて充電すると狙った電圧まで正確に充電できます。
充電回路
431アジャスタブル・高精度シャント・レギュレータ のREF端子に電圧と電流を合成して加えると安定な出力V-I特性が得られます。
5セルの例
8.2K、1.2Kで出力電圧を設定しRsで垂下特性を調整します。
V=2.5Vx(8.2K+1.15K)/1.15K=20.3V (4.06V/セル)
⊿V≒Rsx2.7Ax(8.2K+1.15K)/1.15K
=0.135x2.7x9.35/1.15=3V
フの字特性の最大電流はコンバータの1次側で決めます。
Rsが0.135Ωの場合、電池電圧が17V以上で充電を開始し20.3Vまで充電します。
電池の直列電圧で制御しているため、電圧のバランスが取れていない場合に対応するため、充電上限電圧を低めに設定します。