haratkhr技報

SRモータ技術研究所

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Newモータの開発状況

この技報で紹介したNewモータの開発状況です。 New SRモータ 引き続き検討中ですが、不利な点が目立ち、SRモータのメリットを明確に出来ていません。 1.5KWの電動工具で、2相4極SRモーターの商品化例があり、実用化の可能性はあると考えています。 ASSRモ…

故障原因

coffee break です。 地上・BSテレビチューナーの信号をPCに取り込むために、USBビデオキャプチャー を使用していますが、 ある日突然、映像は正常ですが、音声が出なくなりました。 調べてみると、ドライバー等ソフトは正常で、ハードの故障でした。 …

SRモータの⊿磁束

SRモータの速度起電力、トルクを⊿磁束で計算してみました。 非正対時に電圧を印加し、電流が一定値になった後、印加電圧を速度起電力が等しくして回転させると、Lに印加される電圧はゼロになり、定電流駆動となります。 2極SRモータでは90度(1/4回転)で…

⊿磁束値

この技報では、 ⊿磁束値をDCモータの巻線に鎖交する磁束が0から最大磁束までの変化量と規定します。 3極DCモータでは60度(1/6回転)で巻線に鎖交する磁束は0から最大磁束まで変化します。 ⊿磁束値=磁束密度X磁路表面積 速度起電力=巻数 X dΦ/dt …

TA値

この技報では、TA値をDCモータが1Aの電流で発生するトルク(N・m)と規定します。 KV値、ターン数 の中で紹介したKV値は、1Vの速度起電力を発生させるのに必要な、1分間の回転数を表しています。 トルクX2πx回転数/60=速度起電力X電流、回転数=KV値…

Tsの測定

PWM制御電源 を使用して性能線図 で紹介したモータの停動トルクTsを 測定してみました。 モータ定格電圧 7.2V モータ入力抵抗値 0.143Ω 停動電流Is 7.2V/0.143Ω=50.3A 20A以下ではモータの発熱が比較的少なく、測定値は安定していました。 Ts…

ブラシモータ用コントローラ

RCのブラシモータ用の正逆転スピードコントローラを調べてみました。 シンプルな回路で大電流出力です。 主回路 制御部品実装面 裏面にFET6石が実装されています。 ハイサイド駆動電源 6-12Vの電源よりIC(MC34063A)を使用した20VのStep-Up電源…

DCモータの巻線方法

相変換駆動の前資料として、 5極DCモータの巻線方法を紹介します。 1スロットをあけて、左方向に巻き、整流子との接続はクロスします。 巻線方法は、中央の図が理解しやすいと思います。 巻線冶具 巻線をする時にスロットに冶具を差し込んでおこます。 1/2冶…

PWM制御電源

モータ4点性能のTsを測定するには大電流電源が必要です。 性能線図 の中のモータの試験には、電圧0-7.2V、電流0-70Aの電源が必要です。 この仕様の電源の入手は困難なため、試験電源を作成します。 回路構成 ・市販インバータ式定電圧電源:入力AC10…

性能線図

DCモータは性能表と性能線図がメーカーから公表されています。 性能表と性能線図の例 電源電圧 :7.2V 無負荷特性 :N0=2300rpm I0=2.4A 停動特性 :Is=70A Ts=0.195N・m 最高効率特性:N=20000rpm I=13A T=0.031N・m OUTPUT=62W …

多極のモータ電流

多極化されているユニバーサルモータのモータ電流を実測してみました。 DCモータのモータ電流 と比較するため、AC100V用のユニバーサルモータをDC30Vで動作させました。 ユニバーサルモータの界磁巻線と電機子巻線は直列接続されていますが、2つの直…

モータ電流

速度起電力 の中で直流モータの等価回路を紹介しましたが、 今回、モータ電流を実測してみました。 モータ電流は電源電圧と速度起電力の差を電源として、巻線抵抗とインダクタンスにより決まります。 巻線が切り替わる毎に、電流が大きく変化します。 モータ…