ギャップ長と特性の関係を調べた実験を紹介します。
ステータ鉄心を削ってギャップを広げました。
静特性
ギャップ寸法:0.6mm
磁路断面:7.5 x 25mm
巻き数:200ターン
◎インダクタンス及び電圧/電流特性
正対時:17.9mH 非正対時:7.2mH
◎飽和特性
正対時の電圧/電流特性より、鉄心が飽和する電流を求める。
(飽和電流:約3A->約4A)
◎トルクと巻線電流の関係
1.0A:0.005x9.8x0.15 [Nm] 2.0A:0.019x9.8x0.15 [Nm]
3.0A:0.039x9.8x0.15 [Nm] 4.0A:0.075x9.8x0.15 [Nm]
5.0A:0.100x9.8x0.15 [Nm]
ギャップ寸法を広げると、インダクタンス比(正対時/非正対時)が低下し力率が低下します。
力率を高くするには、非正対時のインダクタンスを出来るだけ小さくする磁路設計が必要です。
設計例 (起動機構は含んでいません。)
SRモータの実力は、SRモータの特性 を参照してください。