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SRモータ技術研究所

双方向コンバータ仕様

昇降圧チョッパ-回路による、車載用双方向DC-DC コンバータの仕様(案)です。

 

 ◎制御の概要

1.通常運転時(SGがオルタネータ動作時)

・3-Phase Inverterが48Vリチウムイオン電池の端子電圧及び充電を制御する。

・双方向DC-DC コンバータが降圧動作し、最大出力電流を制御しながら12V鉛電池を13.8Vで定電圧充電する。

 2.エンジン停止時(SGがスタータ動作時)

・48Vリチウムイオン電池の端子電圧が47V(仮値)以下の時、双方向DC-DC コンバータが昇圧動作し、最大出力電流を制御しながら48Vリチウムイオン電池を定電圧47Vに制御する。

(スタータを48Vリチウムイオン電池、 12V鉛電池との併用で動作させる。)

3.回生ブレーキ時(SGが.回生動作時)

・3-Phase Inverterがブレーキ力を制御し48Vリチウムイオン電池を充電する。

・48Vリチウムイオン電池の端子電圧が49V(仮値)以上の時、双方向DC-DC コンバータが降圧動作し、12V鉛電池を15V以下でバルク充電する。

 

◎動作モ-ド

1.停止モード

2.降圧モード

3.昇圧モード

コンバータの動作モードを切り替え制御します。

 

◎回路構成

1.主回路(HFブリッジインバータ + 定電流チョ-ク)

2.インバータ駆動信号回路

3.同期整流信号回路

4.降圧制御回路

5.昇圧制御回路

6.モ-ド切替回路

 

◎HFブリッジインバータ 駆動回路

・Deadtime(インターロック時間)を持つHALF-BRIDGE DRIVER ICを使用し、FETの同時オンを防止する。

・HALF-BRIDGE DRIVER ICの出力とFETの間に、オン方向の切替回路を設け、降圧動作と昇圧動作を選択する。

 

◎目標特性

・降圧出力 1KW

・昇圧出力 1KW

・効率 97%以上

出力を2KWにするには、FETと定電流チョークの変更が必要ですが、制御回路の変更は不要で、効率も変化しません。