haratkhr技報

SRモータ技術研究所

ダイレクト駆動

 ダイレクト駆動は、ギヤ損失がなく高効率 低騒音です。

 

一般に、 ダイレクト駆動にはトルク増大のため多極 大口径モータが採用されます。

f:id:haratkhr:20190812163212j:plain

口径と磁極数を2倍にしてダイレクト駆動に変更すると、モーターの回転数は1/4になりますが、出力 トルク は同等になります。

(巻数、磁路幅:同一 線径:1.41倍)

 

特性机上計算 小口径モータ/大口径モータ

  口径: 1 /2

  回転数: 4 /1

  極数: 1/2 (6極/12極)

  各巻線誘起電圧: 2/1 (∝ 回転数/口径)

  総巻線誘起電圧: 1/1 (∝ 各巻線誘起電圧x極数)

   総巻線抵抗: 1/1  

 

多極 大口径モータによるダイレクト駆動でギヤ損失が無くなりますが、モータの寸法と重量は大きくなります。

現在使用されているモータでは、小型 低回転で高トルク 高出力は困難で、高回転モータと減速ギアの組み合わせが広く用いられています。

 

eスポーツバイクは、並列多極化高トルクモータを使用しダイレクト駆動しています。