haratkhr技報

SRモータ技術研究所

New SRモータの動作原理

New SRモータを見直し、EV用モータへの適用を検討しています。

 

動作原理の再確認

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直流モータとNew SRモータは、回転子を回転させると、巻線と鎖交する磁束が変化し、巻線に誘起電圧が発生します。

回転速度が同一なら、誘起電圧の値は同等です。

誘起電圧が発生する巻線に電流を流すとトルクが発生します。

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上記の式は、「機械出力=入力電気」より求めています。

 直流モータは巻線の位置、New SRモータは突極ロータの位置に対応して電流方向を切り替えるとモータになります。

突極ロータを回転させると巻線に電圧が発生し発電機になります。

 

 SRモータは励磁エネルギーの蓄積と回収動作があるため、力率は50%以下になる弱点があります。

New SRモータはSRモータと同様に突極構造のロータを使用しますが、 直流モータと同様に励磁エネルギーの蓄積と回収の動作がなく力率は100%です。