市販のDC12V-AC100V矩形波インバーターを調べました。
TL494C制御のDCコンバータ、KA7500B制御の矩形波AC100VインバータとUSBポート電源で構成されています。
仕様
入力電圧:DC12V(11-15V) 出力電圧:AC100V
定格出力:150W
出力波形:矩形波 出力周波数:55Hz
USBポート×2口(DC5V 0~2.4A合計:4.2A出力)
寸法 奥行き × 幅 × 高さ11.2 x 3.4 x 6.9 cm
保護機能
1. 出力オーバー保護 2. 出力ショート保護
3. 異常温度保護 4. 入力電圧低下保護
5. 入力過電圧保護
6. 入力ショート保護 自動温度冷却ファン内蔵
保護機能が動作するとラッチ停止(LED表示)します。
外観
主回路構成
インバータ制御回路には、TL494Cと同一回路構成のKA7500Bが使用されています。
(TL494Cは55Hzで使用すると内部のT-FFが不安定なため使用不可です。)
FET駆動は低周波なので、シンプルな回路構成になっています。
制御回路
シンプルでスマートな回路構成です。
外形寸法
矩形波インバータはスイチングロスが少ないため正弦波インバータより小型です。
例
出力300W矩形波インバータ 奥行き × 幅 × 高さ 12.0 x 4.7 x 8.0 cm(451)
出力300W正弦波インバータ 18.5 x 5.8 x 9.5 cm(1019)
負荷電流によりDCコンバータ出力電圧が低下すると、パルス幅が増加します。
定格消費電力 < 定格出力 でも、 起動(始動)電流が大きいばあい異常と判断して停止しますす。
(例えば、定格消費電力25Wの半田ごてが起動できませんでした。)