haratkhr技報

SRモータ技術研究所

SPMモータの実測トルク

重量秤を用いてトルクを簡易測定してみました。

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トルク測定結果

    1A  12g 0.003 N・m               

    2A  26g 0.006 N・m

    3A  45g 0.011 N・m

    5A  75g 0.019 N・m

    8A 120g 0.029 N・m

  10A 150g 0.037 N・m

  13A 195g 0.048 N・m

誤差があるとと思いますが、定格の 0.2N・ mに近い測定結果でした。

 巻線の電力損による発熱のため13Aまでの測定となりました。

40Aまで流すには、EV用モータの様に水冷にしないと一瞬で燃えると思います。

 

定格出力

巻線の電力損(温度上昇)からの要素が強いと推定します。

巻線の電力損=5x5x0.3≒7.5W at 5A 出力=50W

巻線の電力損=10x10x0.3≒30W at 10A 出力=100W

巻線の電力損=13x13x0.3≒51W at 13A 出力=130W

巻線の電力損=40x40x0.3≒480W at 40A

 

飽和電流の計算

磁路断面積、巻数、インダクタンスよりの飽和電流は以下の様になります。

飽和電流=2x1.5Tx100Tx0.005mx0.027m /1.1mH=37A

実測の並列巻線の飽和電流値=40Aに近い値になっています。