haratkhr技報

SRモータ技術研究所

フェールセーフ

スマートEVのフェールセーフを検討しています。

 

いつか必ず壊れることを前提とし、故障時や異常発生時でも、安全側に動作させることで絶対に人命を危険に晒させないようにするフェールセーフは必須です。

壊れたときに自然にあるいは必然的に安全側となることが望ましいが、スマートEVは、昇圧充電コンバータのダイオードが短絡故障した場合、電池よりの逆電流が発生します。

ハードとソフトによる安全装置を設け逆電流による不安全状態が生じない様に制御します。又、安全装置が正常に動作しない場合はヒューズで電流を遮断する構成を考えています。

ヒューズは、過電流が流れた場合にヒューズ自身が溶けて壊れることにより、それ以上の過電流を止めて電線、基板等の焼損や出火を防止する一種のフェイルセーフになります。

 

ヒューズ

 AC 回路では電源電圧のゼロ近傍でアーク放電が消滅しますが、
 DC 回路では電源電圧がゼロにならないのでアーク放電が続くためDCヒューズにはアークの消弧機能が必要です。

 

DCヒューズ例

 

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