RBLI則と微小区間 でのエネルギー変位を使用した計算例を紹介します。
平行移動/回転移動 モデル(鉄心の透磁率が高く、漏洩磁束がないと仮定します。)
寸法X:1 [cm] 高さL:1 [cm](図示なし)
ギャップG:1 [mm]
巻数n:100 [ターン](図示なし)
電流I 8 [A]
磁気回路の定義及び計算式 を参考にして、L値と磁束密度Bを計算します。
L 値= μ0×S×(n )2 /G=μ0×0.01×0.01x(100 )2 /0.001
= μ0×1000(≒1.26mH)
磁束密度B=(I xL値)/(nxS)=(8x μ0×1000)/(100x0.01x0.01)
=μ0x800000(≒1.0T)
RBLI則 より
F = 1/2 B L I n
≒1/2x1.0T x0.01mx 8Ax100ターン
≒4.0[N]
微小区間 でのエネルギー変位より
F" = 1/2 × (I)2 ×dL値/dX
≒1/2 × (8A)2 × 1.26mH/0.01m
≒ 4.0[N]
F ≒ F" となります。