haratkhr技報

SRモータ技術研究所

RBLI則の計算例

RBLI則と微小区間 でのエネルギー変位を使用した計算例を紹介します。

 

平行移動/回転移動 モデル(鉄心の透磁率が高く、漏洩磁束がないと仮定します。)

f:id:haratkhr:20180427143107j:plain

寸法X:1 [cm] 高さL:1 [cm](図示なし)

ギャップG:1 [mm]

巻数n:100 [ターン](図示なし)

電流I 8 [A]

 

磁気回路の定義及び計算式  を参考にして、L値と磁束密度Bを計算します。

L 値= μ0×S×(n )2 /G=μ0×0.01×0.01x(100 )2 /0.001

  = μ0×1000(≒1.26mH)

磁束密度B=( xL値)/(nxS)=(8x μ0×1000)/(100x0.01x0.01)

 =μ0x800000(≒1.0T)

 

RBLI則 より

F = 1/2 B L I n

    ≒1/2x1.0T x0.01mx 8Ax100ターン

   ≒4.0[N]

 

微小区間 でのエネルギー変位より

F"  = 1/2 × (I)2 ×dL値/dX

  ≒1/2 × (8A)2  × 1.26mH/0.01m

       ≒ 4.0[N]

 

F ≒ F" となります。