haratkhr技報

SRモータ技術研究所

MHアルカリ水電解法

MHアルカリ水電解法のアイデアを紹介します。


電池の勉強を始めて約1年になりす。

専攻分野外ですが、机上で新しい何かを探しています。

 

固体高分子形水電解法

f:id:haratkhr:20201231122629j:plain

固体高分子形水電解法は、高分子電解質燃料電池を応用したもので、電極、触媒、高分子電解質膜、水素ガス、酸素ガス等 基本構造は同一です。

 

MHアルカリ水電解法

f:id:haratkhr:20210104154109j:plain

MHアルカリ水電解法は、高効率で充電特性が優れたNi/MH電池(ニッケル水素電池)を応用したものです。

電解時に水素吸蔵合金に水素ガスを蓄積し、電解終了後に水素を取出します。

 

・正極はアルカリ水電解法と同一の電極とします。

・負極は、Ni/MH電池と同一の電極とします。

(発泡ニッケル製の集電体に水素吸蔵合金粉末とニッケル微粒子触媒が充填されています。)

・ 水電解時に発生する酸素は電解槽外へ放出し、水素は水素吸蔵合金にたくわえます。

・水素吸蔵量が満杯になって水電解を停止した後、水素吸蔵合金より水素ガスを取り出します。

(例:水素吸蔵合金は低気圧下におくと水素ガスを放出します。)

 

水素発生量/水素吸蔵合金1Kg

水素吸蔵量 = 1Kg X 1.3% = 13g

水素発生量 = 22.4ℓ X 13/2 = 145.6ℓ

 関連: 水素吸蔵合金の基礎と応用

 

離壁が不要なこのアイデアに効率の改善と設備の低コスト化を期待していますが、実現性は不明です。