SEP船を活用できる洋上風力発電用の浮体「セミサブスパー型」を考えました。
スパー型洋上風力発電「はえんかぜ」は、2年間の発電実績があり、技術的に大きな課題はほとんどありませんが、コストと設置手法の課題があります。
(巨大で長寸な建造物を海の上に建てるのに大型起重機船が必要です。)
セミサブスパー型は、実績のあるスパー型を基本として、コストと設置手法の改善を狙っています。
浮体の上部と連結部に鋼、下部にコンクリートを採用し、上下部の太径化と短寸化でSEP船の活用を狙っています。
・連結部の長さを可変にして、必要に応じて下部を上昇、降下させる。
・上部に海水タンクの浮力調整機構を設け、必要に応じて浮上、潜水。
各種の新型浮体が検討されて、浮体式のコストが着床式に近づくことを期待しています。
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