haratkhr技報

SRモータ技術研究所

SynRM

SynRM(同期リラクタンスモーター)の記事を紹介します。

 

誘導モータは回転子に2次電流が流れるため、回転子でロスが発生します。

永久磁石を使うIPMモータは2次電流による回転子にロスが発生せず、誘導モータより高効率ですがレアーアースが必要です。

SynRM はPMモータと同様に回転子の2次電流がなく、レアーアースが不要で高効率ですが、普及は遅れています。

 

東京メトロ:世界初・鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」実証試験に成功|Motor-FanTECH[モーターファンテック]

 ・本システムが鉄道車両の制御システムに適用可能であることに加え、従来の最高効率が95%であったところ、97%以上のモーター効率があることを確認した。

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東芝レビュー2015年5月 (global.toshiba)

 ・永久磁石不使用の同期リラクタンスモータで効率が約96 %で従来のIMと同等の力率を持つことを実証した。

 

同期リラクタンスモータ | 電気世界の新常識 - YouTube

 ・1900年代後半に発明された同期リラクタンスモータは、効率とトルク出力は他のモーターよりも優れている。

 

環境問題やエネルギー問題への関心の高まりから高効率モータの開発が進んでいます。

haratkhr技報では、回転子の2次電流がなく、レアーアースが不要な FSRモータ を検討しています。