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LFP電池

LFP電池に関連する記事を紹介します

LFP電池 は LiFePO4電池 の別名で共にリン酸鉄リチウム電池です。

 

テスラが旧来のリン酸鉄リチウムバッテリーに賭けていることは、メーカーにとって何を意味するのか | TechCrunch Japan

 ・テスラののバッテリーは最終的に製品全体で鉄ベースが3分の2、ニッケルベースが3分の1になる。

 ・Fordは2021年、一部の商用車にLFPバッテリーを採用する。

 ・VWのエントリーレベルEVの一部にLFPバッテリーを使用する。

 ・LFPの特許の存続期間の満了は2022年で、中国以外のバッテリーメーカーが一部をLFPバッテリーに移行し始める。

 

米テスラ、LFP電池搭載の中国製EV「モデル3」発売へ=関係筋 | ロイター (reuters.com)

 ・テスラは標準的な航続距離を持つすべての中国製モデル3にLFPバッテリーを採用するとの記事ですが、テスラのコメントは得られていない。

 

VWが出資した「中国大手電池メーカー」の正体 | トレンド | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

 ・LFP は熱安定性や安全性に優れており、エネルギー容量で三元系LIBの約8割にとどまるが、コストでは三元系LIBの4割にすぎない。

 

電池技術の攻防:コストvs性能 | 刊行物のご案内 | ニッケル協会 東京事務所 (nickel-japan.com)

 ・現時点では、コストvs 性能のバランスがどの程度のところで収まり、これがEV電池技術にどのように反映されるのかが不透明です。

 ・近い将来については、中国で生産される電気自動車新型モデルの76%をNMC/NCAが占めるのに対して、LFPは1/4にとどまると考えられます。

 

リン酸鉄リチウム電池LFP)は、エネルギー密度は低いものの、コバルトやニッケルが不使用で安価なためEVに採用する動きがありますが、欧州や北米のバッテリー工場はいずれも依然としてニッケルベースにフォーカスしています。

 

LFP電池で走行距離を400Km以上に伸ばそうとすると、エネルギー密度がMNC 811の65%~70%に過ぎないという重大なマイナス面が課題となります。

a-PHEV はEV走行距離が100Km以下の場合、エネルギー密度は大きな課題でなく、LFP電池の低コストがPHEV普及の障害を解消します。