haratkhr技報

SRモータ技術研究所

a-PHEV

電流アシストPHEV を見直し、a-P HEV とネーミングしました。

a-PHEVの仕組み

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 パラレルとシリーズのHEVに対応します。

 

EV走行を主として走行するHEVに、低電圧高容量のサブバッテリーとコンバータを設け、主バッテリーをアシストします。

〇主バッテリー

 バイポーラ型ニッケル水素電池 (約300V/1.5KWh)

 EV走行には優れた充放電特性の電池が必要ですが、バイポーラ型ニッケル水素電池リチウムイオン電池より適しています。 

〇 サブバッテリー

  リン酸 鉄リチウム電池12V100Ah 4直列 48V100Ah 

  バッテリー総電力量 12VX4X100A=4.8kWh (EV走行距離 +40km )

  電池重量 11KgX4=44Kg

  充電 商用電源より充電します。

  (AC100V 15A/1.5KW 充電電流:1C=100A 約4時間で満充電)

 〇 昇圧コンバータ

  出力 DC300V/16A 4.8KW 効率98%以上

 (4.8KW= 0.12KWh/Km(leaf交流電力量消費率)x 40Km/h)

 

ガソリン車の航続距離距離は一般に約650Kmに設定されています。

EVは電池重量、電池コスト、充電時間、電欠の課題があり、航続距離の設定は悩ましい課題で約100Km-600Kmに設定されています。

 

車の用途に合ったEV走行距離に設定されたPHEVは、ほとんどガソリンを消費せず、たまの遠出や高速運転にも対応できます。 

現在の電池では、環境負荷性能はPHEVが最も優れていると思います。

( EVは環境問題の救世主でなく、さまざまな問題を抱えています。)