この技報では、短航続距離のEVにガソリンエンジンとリン酸鉄リチウムイオン電池による2つのレンジエクステンダーを搭載したものをスマートEVと呼んでいます。
電池は重く、EVの車体重量はガソリン車よりかなり重くなっています。
EVは、再生可能エネルギーのみで走行出来ますが、走行時の消費エネルギーが大きい欠点があります。
日常の走行距離距離が100Km以下の場合、たまの遠出の為に重たい電池を常時積んでいることはムダです。
スマートEVは電池容量をEVの約1/5にして、長航続距離はガソリンエンジンが担うことにより、車体重量をEVの約80%に抑えられます。
スマートEVは、日常の走行が1充電で100Km以下なら、再生可能エネルギーのみで走行でき、消費エネルギーがEVの約80%になり環境性能が最も優れた車と言えます。
電費(燃費)
月間走行距離:1000km、電気単価:20円/KWhとすると月間の電気代は2000円になります。
1000Km/(100Km/10KWh)x20円/KWh=2000円
ちなみに、ガソリン車の燃費:20Km/L、ガソリン単価:150円/Lなら7500円です。
1000Km/(20Km/L)x150円/L=7500円
中国市場でEVが好評なのは、経済性が大きいと思います。
スマートEVの電費はEVよりさらに少なくなります。
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