haratkhr技報

SRモータ技術研究所

日走行距離

スマートEVは、「日走行距離分布」に関する文献と軽EVの記事を参考にしています。

 

文献の「計算結果と考察」より

自家用乗用車がすべてEVモード走行可能距離20kmであるPHEVに買い換えられた場合、CO2排出量は電源側からの排出も含め半減する。

HVの3割程度に対し、PHEVでは1/2程度、EVでは3/4程度のCO2削減となる。

CO2の半減には、EV走行可能距離が20Km以上必要ですが、30Km以上は頭打ちです。

 引用元:

 アンケート結果に基づく日走行距離分布と PHEV の CO2 削減効果

 

軽EVの記事

・20kWhの電池を搭載し、満充電で180kmの航続距離は「94%のシーンをカバーする」。

スマートフォンと同様に自宅で充電すると、給油のために出掛ける必要がない利便性がある。

・価格は軽エンジン車と比較すると差額は80万円以上ですが、国と自治体の補助金(例55万~115万円)を活用できる。

・使い方の調査では、1日の航続距離が30km以下が半数を超えている(53%)
 使い方

   ◎週末に満充電にして平日(週日)は充電せずに軽EVを利用する。
   ◎日曜日の夜に7~8時間かけて満充電する。
   ◎平日に30km/日走行、月~金曜日の5日間で合計150kmの走行する。

 引用元:

 20kWhの電池は「中途半端」、軽EVにヒットの秘策あり

 

スマートEVの概要

・4kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した場合、EV走行可能距離は36kmです。

(180km X 20kWh/4Wh = 36Km)

スマートフォンと同様に自宅で毎日充電する。

(毎日の充電が手間ですが、給油回数は半分以下になります。)

・価格はHVより20~30万円UPですが、燃料消費率が約50Km/L以上になりガソリン代は半減すると推定。

・電池寿命はは10万Km以上。(36Km/サイクル  X  3000サイクル/寿命=10.8万Km/寿命)

 使い方

   ◎街中では、36kmまでEV走行する。
   ◎高速走行時では、HV走行をサブ電池より4KWの充電でアシストする。

   ◎毎日、夜間に2~3時間かけて満充電する。