haratkhr技報

SRモータ技術研究所

リチウム資源

リチウム資源を調べました。

 

ナトリウム カリウム マグネシュウム 等を使う電池が注目されていますが、リチウムイオン電池が全盛の時代は当分続くと思われます。

リチウムの埋蔵量は特定の国に偏在していますが、約1億1100万トンで、銅 ニッケル 鉛 と比較して豊富です。

リチウムは、量として多く存在していますが、濃度が薄くて集めるのが難しいタイプのレアメタルです

年間生産量は約45万ト―60万トンで、オーストラリアが約5割、チリが約2割、中国とアルゼンチンで約2割です。

オーストラリアと中国は鉱石から、チリとアルゼンチンはかん水(塩分を含んだ水)からの生産です。

 

今後、EVが急増する見通しを背景に、供給がひっ迫しリチウム価格が大幅に値上がりすると予測されています。

 

 

関連:

リチウム生産技術概略(2019年3月29日)

海水、かん水からのリチウムの吸着回収技術(2010年06月)