haratkhr技報

SRモータ技術研究所

日本型風車

日本型風車について考えてみました。

 

日本型風車の課題

1.台風・強風・風の乱れ・落雷の対策

 2.コスト高の対策

  • 小規模による風車・施工コストの高さ
  • 日本特有の地震・台風等の対応の特殊仕様風車
  • 平地が少ないこと等に伴う建設費用増加
  • 高所作業に伴うメンテナンス費用増加

 

日本型風車 はコストの半減が必要で、大胆な機構変更が必要です。

 

検討案

 ・ダウンウインド風車(フリーヨー方式)による台風((強風)対策 

 ・制御機器を低所に移動による落雷対策

 ・高所のナセル内の機器の低所への移動によるコスト高対策

 

1. 油圧風車 

 増速機に代えて油圧ポンプと油圧モーターを使用します。

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 2.マルチ風車 

 世界の風車は大型化の方向ですが、複数の中型ダイレクトドライブ風車を使用し、DC/AC変換器の共用化します。

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 発電機としてのFSRモータは、従来の発電機より低コストと考えています。


3.伸縮タワー風車 

 クレーンに用いられているブーム伸縮の仕組みをタワーに応用します。

 2枚羽根風車で低い位置まで風車を下げれる様にします。

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 日本型風車の実現には、幅広い産業分野からの風力発電事業への新規参入が必要です。