ポータブル電源に使用されている DC12V to DC250V コンバータを調べました。
1次側はフルブリッジの50%駆動、2次側は全波整流です。
主力電圧は、DC12V電圧とトランスの巻数比で決まり、電圧値の制御は出来ません。
最大出力は、回路の抵抗(主としてFETとトランス)で制限されますが、約500~600Wと推定しています。
従来のプシュプル方式からフルブリッジ方式に変更してトランスを小型化しています。
DC12V系にはバイパス電解コンデンサーでなく、セラミックコンデンサーを使用しています。
主部品構成
駆動 FET:S1534/ED VK66 2並列 計8ケ
制御 IC:EG1161/HT9920
ドライバー IC:EG2132 計2ケ
全波整流 D:SF1006DY 計4ケ
昇圧コンバーターの外形は電池に比較して十分小さく高効率なので、多直列電池より小型になると推定しています。