haratkhr技報

SRモータ技術研究所

自転車発電機

夏休みです。 今年の夏休みは、サイクリングを取り止め、ローテクマガジン(進歩と技術に対する疑問)を読みました。 家庭用自転車発電機を構築する方法をMarie Verdeil氏とKris De Decker氏が手順を公開しています。 まず用意しなければいけないのは、ブラシ…

日本最大級の蓄電池工場

「岡山県玉野市に日本最大級の蓄電池組立工場を新設」のNewsを調べました。 株式会社パワーエックス(PowerX, Inc.) は、岡山県玉野市某所に日本最大級の蓄電池組立工場を建設すると発表しました。 電気自動車(EV)へのシフト、電力の需給調整、再生可能エネ…

スマートEV用充電器

検討中のスマートEV用車載充電器を紹介します。 スマートEVは毎日の充電が必要なため、利便性が重要です。 設備としては、商用AC100V又はAC200Vコンセントのみを用意し、専用電源ケーブルを用いて充電します。 充電器は車に搭載するため、小型軽量化した専用…

スマートEV概要

スマートEVの概要を紹介します。 スマートEVは、HVコンパクトカーをベースに低電圧高容量電池、昇圧コンバーター、車載充電器で構成します。 HVの高圧電池を低電圧高容量電池より昇圧コンバーターを介してアシストします。 低電圧高容量電池を車載充電器で、…

走行時電力

スマートEVの仕様設定の為、走行時の電力を調べました。 諸元の交流電力量消費率とWLTCモードの平均速度より、各走行モードの平均消費電力を求めました。 軽EV諸元 加速時には高電力が必要でますが、走行時は低電力になっています。 20KWhの電池では、 市街…

スマートEV用電池

スマートEVに使用する低電圧電池を調べました。 スマートEVは毎日 0-100% 充電を行うため Cycle Life が重要です。 10年間の使用には4000 Cycle以上の寿命が必要です。 (365回充電/年 X 10年 =3650回) 現在、この寿命を満足できるのはリン酸鉄リチウムイ…

スマートEV

スマート電動車(スマートEV)を検討しています。 リチウムイオン電池の改良が行われていますが、重量と価格には限界があります。 広く普及しているリチウムイオン電池を使用した機器は 、「工夫・発明」 により、この課題をクリアーしています。 例 ◎スマー…

軽EV

EV軽四自動車の主要諸元を調べました。 日産と三菱より軽EVが発売されました。 EVの普及に向けた大きなきっかけとなりそうですが、電池の課題が残されています。 基本モデルの比較 EV / ガソリン車 車両重量: 1070Kg / 840Hg 最大出力: 47KW / 38KW 最…

EVバス

EVバスを調べました。 BYDはグローバルで累計約7万台のEVバスを納入しています。 日本には、2015年に中国自動車メーカーとして初めて納入以来、累計64台のEVバスを納入し、日本国内シェアは約7割です。 バッテリーには、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を…

RE100実証施設

純水素型燃料電池を活用したRE100実証施設「H2 KIBOU FIELD」を調べました。 エネルギーの地産地消を目指し、工場の電力を100%、太陽電池と蓄電池、水素燃料電池だけでまかなう「Renewable Energy 100%ソリューション」です。 概要 工場のピーク電力:680kW…

架線電圧維持

「東海道新幹線のN700Sに架線電圧を維持する機能を搭載」を調べました。 報道内容 高密度なダイヤでは、架線電圧の電圧降下があるため、変電所を増設したり電力補償装置を設置したりしてきた。 今般、N700Sに搭載している主変換装置のソフトウェアを改良する…

SRM応用例

SRM(スイッチド・リラクタンス・モーター)の応用例を紹介します。 ブラシDCモータを用いた風力タービンのピッチシステムは信頼性が低く、稼働停止の最大要因の1つとなっており、故障原因の30%以上に直接関係しています。 ブラシが不要のSRMは、シンプルで…

リチウム資源

リチウム資源を調べました。 ナトリウム カリウム マグネシュウム 等を使う電池が注目されていますが、リチウムイオン電池が全盛の時代は当分続くと思われます。 リチウムの埋蔵量は特定の国に偏在していますが、約1億1100万トンで、銅 ニッケル 鉛 と比較し…

マグネシウム電池

マグネシウム電池を調べました。 海水に無尽蔵ともいえる量で存在しているマグネシウムを負極に用いた電池です。 マグネシウム一次電池 長期保管性の特徴を生かし、非常電源用として商品化されています。 マグネシウム二次電池 現在は、二次電池としての可能…

MgH2

水素化マグネシウム(MgH2)が「第18回FC EXPO 水素・燃料電池展 3月16~18日」で注目されました。 MgH2はマグネシウムと水素を触媒を用い高温・高圧(200気圧、500℃)で反応させた水素吸蔵合金です。 MgH2はその安定性から水素吸収・放出速度が遅い課題があ…

ナトリウムイオン電池

ナトリウムイオン電池を調べました。 リチウムイオン電池が全盛ですが、安価なナトリウムを使うナトリウムイオン電池が注目を集めています。 電力を貯蔵し自然エネルギーの発電量を平準化する定置型の大型蓄電池として期待されています。 ナトリウムイオン電…

でんき予報

日ごとの太陽光発電実績 等の電力需要のデータが電力送配電会社より公表されています。 データ例 2022/04/01 快晴 ・夜間の電気料金が安いため、1日の電力使用量はほぼ平均化されています。 ・九州、中国、東北 エリアは太陽光発電の普及が進み、晴天の日は…

GW

GWは自宅を離れて、外に出てリフレッシュしたいと思います。 昨年は「サイクリング」でしたが、今年は「カヌー」です。 手製カヌー 全長2.9m 重量15Kg 、乗用車(Fit)に積載可能な2分割構造です。

衝突核融合

超高磁場下での D T イオンの衝突による核融合反応を考えました。 ”よくわかる核融合炉のしくみ” 日本原子力学会誌, Vol. 46, No. 12(2004)の中で、 「Dと Tの原子核が核融合反応を起こすためには、数十 keV のエネルギーまで加速して衝突させることが必要…

常温核融合

常温核融合を調べました。 1989年にユタ大学の化学者B.スタンリー・ポンズとマーティン・フライシュマンより異常な熱(「過剰な熱」)を生成したとの報告がありました。 The low energy nuclear reaction (LENR)又は、常温核融合(Cold fusion)と呼ばれていま…

トカマク方式

トカマク方式を調べました。 トカマク方式の概要 ・トロイダル磁場コイルでドーナツ状の磁場を発生させます。 ・中心ソレノイドコイルでトランスの原理でプラズマに誘導電流を流し、プラズマを加熱するとともに、ドーナツの断面を回るような磁場を発生させま…

核融合反応

2021年8月17日にローレンス・リバモア国立研究所が192本のレーザーを用いて核融合を発生させ、1京ワットを超える膨大なエネルギーを発生させることに成功したとのニュースがありました。 核融合で「ライト兄弟の瞬間」を達成しました 「核融合が商業的に実行…

セミサブスパー型

SEP船を活用できる洋上風力発電用の浮体「セミサブスパー型」を考えました。 スパー型洋上風力発電「はえんかぜ」は、2年間の発電実績があり、技術的に大きな課題はほとんどありませんが、コストと設置手法の課題があります。 (巨大で長寸な建造物を海の上…

浮体式洋上風力発電

浮体式洋上風力発電を調べました。 着床式洋上風力発電は実用化が進んでいますが、遠浅が少ない日本周辺海域での期待が高い浮体式洋上風力発電は、実証実験の段階です。 ① 福島沖での浮体式洋上風力発電システムの実証実験事業は、稼働率低く全基撤退しまし…

SEP船

SEP船(Self Elevating Platform)を調べました。 水深の浅い北海南部の海域を中心に多くの着床式洋上風力発電ファームが建設されています。 着床式洋上風車の設置には、クレーンを装備した自走式のSEP船が使用され設置コストの低減が図られています。 着床…

着床式洋上風力発電

着床式洋上風力発電を調べました。 脱炭素の切り札ともいわれる「洋上風力発電」をめぐり、1kWあたり11円台という「価格破壊」が起きたとの業界関係者を驚かせるニュースがありました。 一般海域における国内初の着床式洋上風力発電事業の公募で、11.99円/kW…

6G

第6世代移動通信システム 6Gを調べました。 移動通信システムの推移より、2030年からの 6G 導入が予想されています。 6G の記事を検索してみました。 例: ・5Gの次は6G! 取り扱うデータ量は膨大なものとなり、通信速度は5Gの10倍を目指している。 人間の…

5G

第5世代移動通信システム 5Gを調べました。 5Gは、「高速大容量」「高信頼・低遅延通信」「多数同時接続」の特徴があります。 4Gと比べて、通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続台数は10倍 が見込まれ、DX実現の基盤として期待されています。 5Gの技…

3G回線

5G回線の運用が開始され、3G回線の停止が近づいています。 ・auの 3G回線は、2022年3月末で停止します ・ドコモはの 3G回線は、2026年3月末をもってサービスを終了します。 ・ソフトバンクの 3G回線は、すでに通話とSMS以外は利用できなくなっていると思われ…

防災給電

『災害時における電動車の活用促進マニュアル』を紹介します。 マニュアルでは、災害で電気が使えなくなったとき、ハイブリッド自動車や電気自動車などの「電動車」が非常用電源になる給電方法を2通り紹介しています。 ①車内のコンセントからの給電 車室内…